便秘症とは

便秘の原因や症状は様々ですが、日本内科学会では「３日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。

下記の症状に当てはまる場合は便秘の可能性があります。

• 何日も排便がない
• 便がたまっている感じはあるが、いきんでも便が出ない
• お腹が張る、お腹の痛み
• 吐き気
• 食欲がない
• 下剤を飲まないと便がでない
• 残便感がある

原因

• 食物繊維の少ない食事や小食
• 摂取する水分の量が少ない
• 運動不足
• ストレスによる大腸の動きの低下
• 血圧を下げる薬剤や鉄材、一部の利尿薬、パーキンソン病の治療薬、一部の感冒薬、向精神薬等の薬の副作用
• がんによる大腸の圧迫や閉塞または、がん治療に用いる薬や痛み止めの副作用

治療

生活習慣の改善、食生活の改善、薬物療法を行います。

生活習慣の改善

規則的な食事や十分な就寝時間を確保し、ストレスを軽減することが大切です。また、適度な運動や身体活動を行うことも、腸の動きを促進するために効果的です。便意を感じたら、我慢せずにトイレにいくよう心がけましょう。

食生活の改善

食物繊維の不足は便秘の原因となります。食事に野菜、果物、穀物、豆類などの食物繊維を積極的に取り入れましょう。
また、適度な水分摂取も十分に行うことが重要です。

薬物療法

便秘症の薬物療法には、さまざまな種類の薬があります。
大腸刺激性下剤、浸透圧性下剤、浸透性下剤、浸潤性下剤、消化管運動促進薬、漢方薬等症状に応じて処方します。